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作者:タイツの人さん
投稿日時:2007/01/17(水) 15:49:37
備考:最早なんでもアリw ミユキさんに勝ち目はあるのか・・・!?


140 :タイツの人:2007/01/15(月) 03:02:16 ID:iMO+i+WP
"新"タイツ仮面・中篇~Regeneration of Dark Phallus~

鎖から自力で脱したタイツは眼前で煙草を吸ってる高慢な女に向けて吠えた!
「作者が他事にうつつを抜かしてるせいで1ヶ月以上経っちまったぜ!ファック!」
鎖でパイプ椅子に繋がれたままのミユキが目前の小娘に対して猛烈に抗議する!
「そうよそうよ!正座して待ち続けてくれてる>>39氏に土下座して謝りなさいよ!」

「「―――って、え?」」

二人は互いの声に心底驚いた。そして互いの方を向いて目を瞬かせた。
タイツは目線をちょっと下に、ミユキは気持ち見上げる感じでタイツを見やる。
「なんでお前が」「ここにいるのよ?」
実に息のあった様子で両者が相通じる疑問を口にする。
それに対して"トレンチコートと灰色の髪、左目に眼帯の娘"と
"格好を説明するのが面倒(とりあえず現代っ子な衣装だと書いておく)な小娘"は平然と、
前にいる男女のやり取りを見つめている。現状に何の疑問も抱いてない様子だ。
前者をクリスタトス。後者をスカラマンガという。明らかに女性らしくない響きの名前だ。
「…なんであんた達はそう平気な面をしてるのよ。というかそっちの渋い格好の女は初めて見る顔ね」
ミユキがクリスタトスを睨みつける。クリスタトスは右目でミユキを見つめ返したが、特に何もいう気はないようだ。
タイツもスカラマンガのほうを注意深く観察している。
スカラマンガはタイツを見て『変な格好』と評した後は興味を無くしたらしく、携帯電話でテレビを観ている。
『ぐへへへへ~。1ペリカで楽しむだ~ッ!』
携帯電話のスピーカーから品背の欠片も感じさせない下劣な声が聴こえてくる。その声に数人の女の「きゃ~ッ」という嬌声が続いた。
どうやらバラエティ番組を観ているよう。ドタバタと騒がしい様が音だけでも十分に伝わる。
「…ど忘れ」
ボソッ、とクリスタトスが呟いた。ミユキはまたしてもテレビに気をとられていたせいで彼女の声を聞き逃した。
タイツはしっかり聞いたようだ。タイツ越しに怪訝な表情を作る。眉根に皺が寄る。
クリスタトスは二人の様子を気にせず続けた。煙草を口から指先に移して白煙を吹きつつ、こう言った。
「前回からあまりにも間隔が開いたから、マスター自身が設定とか今後の展開とか忘却したらしいわ」
「………。はぁ!?」
――それはあまりにもぶっちゃけた話だった。裏話にも程がある。ミユキは呆れるを通り越して泣きたくなった。
「なにそれ。だっさ。なんかちょっとウケるんですけどwww」
スカラマンガが癇に障る笑みを浮かべる。クリスタトスとは既知の仲だがそこに上下関係は感じていない様子がうかがえた。
「じゃあ今は刹那的に書き綴られてる、何の考えもない下らないショートストーリーってわけか」
タイツは割と円滑に事情を飲み込んだようだ。ミユキは疲れた顔をしてるし、クリスタトスはテレビと先の告白でゲラゲラ笑っている。
「そ。アナタの存在とおんなじ。俗に言う"即興の、薄っぺらくて安っぽい、実につまらない"産物ね」
「にゃにぃ~っ?!」
タイツはクリスタトスのあんまりな言葉にカチンと来た。傍に居るミユキと違い、拘束を解いた彼はいつでも敵を殴りに行ける。
クリスタトスはそんな彼の憤る様が面白いのか、声を殺してくっくっと笑う。そして、決定的な一言を放った。
「まるで、ジャンクね。ふふ…あっはははは」
「! んだらぁ~ッ!」
タイツはクリスタトスの言を戦いの火蓋を切る合図と判断して突貫した!



141 :タイツの人:2007/01/15(月) 03:22:53 ID:iMO+i+WP
猛然と襲い掛かるタイツ!カモシカのような足で驚異的な脚力を見せ、まっすぐクリスタトスに向かう。
その距離はわずかに5歩先ほど、走るまでもない。ワンステップで彼女に怒りの一撃をお見舞いしてジ・エンド…のはずだ。
クリスタトスは無防備だ。この上ないほどに隙だらけ。例え防御膜が貼ってあろうが世界の抑止力がかかろうがお構いナシだ!
タイツは別に頭に血が上って冷静な判断が出来なくなって文字通り猪突猛進の猪侍(いのししざむらい)と化しているわけではない。
「俺のイチモツも感覚を取り戻してる今!貴様を貫いて今宵の生け贄と捧げてくれるわぁ~っ!きっとヤラレ神様もお喜び下さる!」
――単に、なーんにも考えてないだけだった。タイツはどこまで行ってもタイツだ。
その真っ赤に萌える左の掌を突き出し、クリスタトスのスーツ越しに色気を出している豊満なバスト(はぁと)を鷲掴みにせんと疾駆する。
クリちゃんは目前。これまでの文章は時間にして僅か数秒に過ぎない。
「この女の乳を掴むのに一週間とかお待たせしないぜ!捕ったァ!」
(根拠などドブに捨てているかのように)勝利を確信してタイツの左手が相手に達する前からニギニギと蠢く。実に不快な動きだ。
ミユキは呆然と、スカラマンガは眺める程度にその様を見つめている。
で、当のクリスタトスは腕を組んで、ただでさえ大きい胸をより強調した。誘っているかのやうだ…タイツはちょっと興奮気味になる。
そして遂に手が対象に到達――もらった!、と思った次の瞬間!とんでもない出来事が!

スカッ。 「あらっ?」

なんと、空振り!クリスタトスが寸でのところでタイツの魔の手を逃れたのだ。
紅く輝いて見えなくもない左の掌が虚しく宙を掴む。これはまずい。このままでは(隙だらけで)命に関わる。
タイツは何となくミスする予感がしていた。しかし彼の「生きる者のサガ」が熟慮を許さなかった。
なんという失態。これは間違いなくチェーンソー。
タイツとクリスタトスの身体が交錯する。そえはあたかもスローモーションの如く流れ、現場を緊迫した空気が包み込む。

『がっはははは~ッ!』
それにしてもこのテレビのオッサン、ノリノリである。


142 :タイツの人:2007/01/15(月) 03:57:19 ID:iMO+i+WP
攻撃失敗!たとえ命中率98%でも外れる時は外れるのだ!タイツは心でむせび泣いた。
「ちくしょ~!絶対計算でインチキしてるだろ~!」
先ほどああは言ったが、結局突撃することしか考えていなかったタイツの身体は慣性で前へ倒れていく。
その先はコンクリートむき出しの床の上――でなくて、攻撃目標の女の胸元、
「って眼前にパイオツ―――ぶわっ!?」
顔面が、あたかも吸い込まれるかのようにクリスタトスの胸の中に突っ込まれる。空を切った左腕は彼女の顔の右脇をすり抜けた。
独特の"むにゅっ"とした触感。ある意味、目的は果たせたのだが…
「俺がしたかったのは揉むことでなくて、この女をやっつけることなんですけど~」
そう言いながらも顔を巧みに動かしてクリスタトスの体温を顔面全体で堪能しようと目論むタイツ。
最初は呆気にとられていたミユキも「…はぁ」とため息を漏らす。こういう展開には馴れっこだった。
「あ~あ、クリス姉の術中にはまったね。変態タイツさん♪」
と、それまで興味なさげに事態を傍観していたスカラマンガが、先に見せた下卑たものとは違う、小憎らしく悪戯っぽい笑みを浮かべた。
タイツはクリスタトスの胸中に顔を埋めながらも「何?」と表情を曇らせた。
「――私の与えられし属性は"オネエサン"よ。ぼうや」
頭上からそんな声がした。ついでに煙草の臭いがタイツを包む。スーツにも染み付いたその臭いでタイツの鼻腔が満たされる。
「ん…」とタイツは嫌そうにしたが、それだけだった。徐々に行為に没頭し、文字通り埋没していく…
「"お姉さん"…ブロフェルドの"妹"属性と関連しているわけね」
ミユキが、今は家に居るはずの自称・"妹"の名を口にする。その言葉にクリスタトスは眉を吊り上げる。
「ブロフェルド。あの娘も始末しなければならないのよねぇ~スカラマンガ?」
やや険しくなった表情とは裏腹に、その声音は(響きこそ暗いが)とても楽しそうに聴こえる。
スカラマンガはそんなクリスタトスに笑みを向けて同意した。
「そうそう。でもあのコったら超強いからまいっちゃうのヨね~。アタシじゃまず勝てないし。マジ鬱陶しい」
スカラマンガは軽い口調で淡々と語る。
「でも自身の属性っつーか起源つーか、刷り込み?なんかで家族愛みたいのがあるから…」
「そこを付けばいい、と考えたわけね。貴女らしいわ。スカラマンガ」
途中でアホらしくなったのか、クリスタトスは表情を元の平坦なものに戻して、新しい煙草を用意して吸い始めた。
そのやり取りの間も、タイツはクリスタトスの胸に顔を預けたままだ。左腕は彼女の背に回している。
段々イライラしてきたミユキは感情を堪えきれずに醜態を晒し続けるタイツを恫喝した。
「ちょっと!いつまで"お楽しみ"に興じてるつもり?」
だがしかし、ミユキの声もタイツには届いていないようだった。変わらずに猥褻行為を続行するこのだらしのない男に、
久々に殺意を抱いたミユキだったが、それと同時に若干の違和感もまた、感じざるを得なかった。
(このお調子者が、"無言で"、しかも"大人しく"こんな莫迦なコトをし続けられるだろうか)
彼女は以前に採掘場であったことを思い起こした。あのハイテンションぶりは何処に行ったのか…?―――"術中"?
途端、はっとなったミユキをスカラマンガが嫌らしい目つきで見据える。
「気づいたねミユキお姉さん。タイツはもうクリス姉のと☆り☆こ☆」
語尾を可愛らしく変えて得意げに話す小娘。嫌な予感の予感の的中に、ミユキは久しく忘れていた緊張感を覚えた。
「さぁ、ぼうや。私のお胸は柔らかいかしらぁ?」
クリスタトスが、まるで子供をあやすような声でタイツを見下ろす。両手で自身の胸を寄せ、タイツの頭を圧迫する。

「だぁ~っ」――タイツは、まるで赤ん坊のような甘えた嬌声を上げた。

146 :タイツの人:2007/01/17(水) 15:49:37 ID:q/79r4xK
「ばぶ~っ」――タイツが気持ちの悪い声でクリスタトスに甘える。
クリスタトスのパイズリにすっかり埋もれ、にやけた面で豊満な胸を愛撫する姿は情けないの一言に尽きる。
「固羅(コラ)!タイツ!」
「だ~っ」
後方からミユキの罵声が飛ぶがタイツはそんなもの何処吹く風と言った風でまるで取り合わない。
ヨダレまで垂らして無様この上ない醜態を晒している。その様をニヤニヤしながら観戦する小娘が口を開く。
「クリス姉の"魅了"にかかったら変態タイツもkonozamaね。だっさ。あはは」
パイプ椅子にもたれ掛かった姿勢で両足をバタつかせる行儀の悪さ。ミユキの憤りは頂点に達しようとしている。
だが手足が鎖(百均で調達してきたブツ)で拘束されているために身動きが取れない。
その間、タイツを弄んでいたクリスタトスが顔だけをミユキに向けてニヤリと冷たく微笑んだ。
「タイツはもう赤子同然…頭の中はカラッポの、愚かで、可愛い、私の赤ちゃん…ふふふ…」
彼女の胸元ではワイシャツ越しにタイツが両胸を揉んで甘えている。
なのにこの女は先ほどから浮かべている冷笑を崩しもしない。紅潮する気配すらない。
「あんた、全然感じてないの?」と、ミユキは聞かずにはいられなかったが、彼女からの返答は無い。
代わりに何も無い後方に向かって呼びかけた。
「さぁ、私の愛する子猫たち、いらっしゃいぃ…」
甘えた猫なで声でそう言うと、どこからか2人の人影が、クリスタトスの左右に分かれて登場した。
上から降って出るように、ミユキがギョッとして上を仰ぎ見たが、天井には穴も何もない。平坦な壁があるだけだ。
だが、現に二人の人影はクリスタトスの左右後方に一人ずつ侍っている。見間違いなのでは断じてなかった。
「――また変なのが湧いて出やがったわね」
「私の可愛い後輩達よ。ラタと、スクよ…」
クリスタトスがそう言うと二人の影はペコリと頭を下げた。礼儀正しく"礼"の姿勢をとっている。
よく見ると、二人は紺のラバースーツに身を包んでいた。体型が綺麗に浮き出るほどぴったりのその衣装は、
彼女達の持つ体の線の美しさをそのまま前面に出し、それでいてまったくいやらしくない雰囲気を出している。
顔はまだ若い娘のものだ。クリスタトスは"子猫たち"と読んだが印象はリスかネズミに近い。
小柄で、髪を短く切りそろえた、なんというか小動物系の愛らしさを感じさせるものがある風貌だ。
「……お姉さま、あたしたちは、何をすればよろしいのでしょうか」
「……なんなりと、お言いつけくださいませ」
二人は頭を上げると己の主――いや、"敬愛するお姉さま"に向かってそれぞれ口を開いた。
その口調から、彼女達の"お姉さま"に対する従順な姿勢が感じられる。

「そうね。とりあえず、あの娘を黙らせなさいな」
「「はっ」」
しばし呆然とそのやり取りを見つめていたミユキは、その一言で一気に青ざめた。



147 :タイツの人:2007/01/17(水) 16:22:35 ID:q/79r4xK
「ちょっ、冗談じゃないわよ!!」
「いいえ?冗談よ?…くすくす。遊んであげなさいぃ」
「「…はい。お姉さま」」
二人の、合わせて四つの栗色の瞳が無感情にミユキを見つめ、しっかりと捉える。これが標的だ、と。
ミユキは拘束されている椅子の上でジタバタともがいた。だが彼女の力では鎖の束縛は解けない。
そうしている内にもクリスタトスの従僕がゆっくりとした足取りで接近してくる。
空恐ろしいものを感じて慌てるミユキ。スカラマンガはその様子をまた、笑いながら傍観している。
「やばいやばいやばいやばいやばいぃぃぃ~ッ!!」
半ば錯乱気味に事態の脱却を試み、暴れるミユキ。手はもう手首や腕が痛いだけなので止め、足だけで頑張る。
だが鎖は互いをすり合わせるガチャガチャというやかましい音を足元で盛んに立てるだけだ。
その時、目の前の娘の一人――どちらがラタでスクかミユキにはさっぱり分からない――が得物を取り出した。
「やめてとめて!そんなナイフ出さないで~ッ!」
娘の右手には手品のように忽然と現れた果物ナイフ(柄が桃色)が握られている。このままでは刺されてしまう。
刺さるのは顔面。しかも縦に貫かれる。断末魔は間違いなく「とめった!!」……そんなダサい死に様は御免被りたい。
「タイツ~!ちょっと!タイツ~!」
夢中になってこの場唯一の味方っぽい仇敵に助けを請う。だが肝心のタイツは小便まで垂らしつつクリスタトスに奉仕する。
「あらあら、お漏らしなんてはしたないでちゅよ~」
完全に赤子をあやす口調になっているクリスタトス。だが、どう見ても母性とは程遠い印象を受けた。
「ヒロピンとか趣旨からずれてるんぢゃないのッ!?猛烈に抗議するわよッ!謝罪と賠償と――現状の即時解決を要求……」
そこまで騒いだところでラバースーツ娘の片割れがコンバットナイフらしきゴツい得物を取り出す。
明らかに殺傷力が果物ナイフより高そうだ。心臓を一突きで即、あの世行き…地獄行き……
「いやだァ~っ!!」

バァーン!
刹那、扉が荒々しく開け放たれた!新鮮な空気が一気に部屋に入り込んで場の陰湿さをかき消していく。
「「!!」」
ラタとスクは即座に反応して後退。クリスタトスを守るために前に立った。素晴らしい献身ぶりだ。
そのクリスタトスもすぐに顔を引き締めて扉の向こうの闇を見据える。スカラマンガはビクッと動いて椅子から立ち上がった。
「わわわわッ!ちょ…なになに!?」
すっかり油断していたせいでまったく周囲を警戒していなかった彼女は派手な不意打ちに完全に浮き足立った。
一人、既に狂乱状態だったミユキはついに椅子ごと倒れてしまった。幸い横倒しになったため頭は無事だが、腰を強打した。
「がっ!イタタタ~…」
それまで散々叫んでいたために危うく舌を噛むところだったが何とか堪えた。
が、そのお陰で狂乱から逃れ、少しだけ平静さを取り戻した。


148 :タイツの人:2007/01/17(水) 16:48:04 ID:q/79r4xK
「うぅ~っ」タイツは突然の大きな音に吃驚してしまって怯え、胸から顔を離してクリスタトスにしがみ付いた。
クリスタトスはそれを邪魔に思いつつも両手でしっかり抱きしめた。離してしまうと魅了が浅くなってしまうからだ。
「…何者?」
努めて冷静に、扉を開けたものへ問いかける。扉は開け放たれた衝撃で壁にぶつかり、慣性でゆっくり閉まっていく。
と、その扉が片手で制された。太い、指毛の生えた大きな、年期のこもった手だ。
そしてそこから続いて、藍色のオーバーオールを着た体格のいい男が入ってきた。
パンチパーマで髭面の黒い肌の男は、見た目こそ暑苦しいがどこか優しそうな印象がある。
オーバーオールの下は裸で、厚い胸毛に覆われた力強い胸板がむき出しになっている。
手には日本刀らしいが多分そうじゃないよく分からない刀を持っている。なかなか切れ味がよさそうだ
スカラマンガとミユキはその突然の闖入者を唖然とした様子で見ている。ラタとスクは眉間に詩話を寄せ、それぞれ構える。
「……なぁに?あな―――」
「スケダチ ニ キマシタ !」
男はクリスタトスの声を遮る形で大声を出した。片言の日本語でそう言い放つと、刀を構えて猛然と飛び掛ってきた。
スカラマンガは眼中にないようだ。彼は真っ直ぐ、ミユキとクリスタトスら3人組(と、タイツ・ザ・ベイビー)の間に
素早く割って入る。ラタとスクは躍り出ることはせず、さらに守りを固める。クリスタトスは何やら片手を突き出している。
が、男はその4人には構わずに床に椅子ごと倒れているミユキを凝視した。刀が、照明で妖しく光る。
「モウ アンシン デース」
「わ、わわ!なにこいつ!」
「チェストー!」
身の危険を感じて怖がるミユキ。だが、有無を言わせず男の刀が振り下ろされる。理不尽極まりない展開に目眩がしそうだ。

バッキーン!…けたたましい炸裂音!
なんと!男の一閃がミユキの鎖を断ち切った!(ちゃららら~ん♪)

「――はぁ?」
ミユキは自由になったにも関わらずその場で緊張して硬直してしまい、まったく動くことができなかった。
が、男は構わずに刀を収め、ミユキに一礼するとそそくさと元来た方向――出口へ向かって歩いていく。
「オジャマ シマシタ。ムネン アトヲ タノム!」
そうして片言の下手糞な日本語で喋りつつあらためて礼をすると、(扉をちゃんと閉めて)去っていった。
最後のは別れの挨拶のつもりのようだったが、明らかにおかしかった気がするがミユキは突っ込む気力もなかった。
「…って、ちょっ!斬るならこいつらも斬っていきなさいよーッ!」
勢いよく飛び上がったミユキはドア越しに伝わるように大声で抗議したが、反応は得られなかった。
とにかく、ミユキは漸く自由を得てラタとスクに対峙できるようになった。が、勝ち目はかなり低そうだ……
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