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作者:クレイバンの人、通称クレイさん
投稿日時:2005/07/13(水) 05:01:04
備考:リットの本拠地、旧市街の戦闘



赤崎透と親友である深島茂也は幼い少年ばかりが何者かによって拉致されるという事件に、
レンナル帝国の影を感じ、調査に乗り出した。
連れ去られる時に目撃される空を飛翔する正体不明の人型生物。
それが廃墟と化した旧市街地の方に飛び去っていったという情報をもとに、
彼らは旧市街に足を踏み入れ探索をはじめたのだった。
そこで彼らがみたのは…………

----・----・----・----・----・----・

「おいっ、あれをみてみろ」深島が手で指差した先に、14階建ての高層ビルから出てくる人影がみえた。
旧市街の探索をはじめて数時間、『生きている』人間をみたのははじめてだった。
人数は五人、着ている服装から若い女性であることがわかる。
これが、平穏な頃であったら何の不自然もなかったが、
ほとんど人が寄りつかなくなっている今ではかなり奇妙な光景である。
まだ二人には気付いていないようで、玄関口でペチャクチャと喋っている。
「お前たち、何をしているんだ」突然の声にビクッと五人とも身体を震わせた。
赤崎と深島の方に彼女たちがふりかえる。
(ク、クレイバンッッ!)
地球人に偽装し、これからのスパイ活動の打ち合わせをしていた戦闘員五人は
結果的に何の苦労もせずに赤崎-クレイバンを発見できたわけだが、
彼女たちにとって、それは最悪の形であった。
「えっと、あのその……」
ジーンズにTシャツ、そしてボサっとした黒髪。
顔は可愛らしいが一番地味目な格好の女が何とか返答しようとしどろもどろになる。
(バカッ! そんなのじゃ、怪しいっていってるようなもんじゃない)
残る四人のうち三人はその戦闘員に心の中で突っ込みをいれるが結局は同じで何も動けない。
しかし最後の一人、この五人のなかではリーダー格にあたる女は何を考えたか赤崎達に近づいていく。
黒のキャミソールに派手なアクセサリを身に付けた女-ラシィナは、
そのまま赤崎の腕をつかみ、ピトッと自身の胸にあてる。柔らかな感触が腕に伝わってきた。
ノーブラのようで、しかもキャミソールのサイズが大きいのか、チラッチラッと胸元から乳首が見え隠れする。
「何をするんだ!」
彼女の両手を払いのけ、少し顔を赤らめながらも警戒態勢をとる。
たとえ、戦闘員だろうと一人だけなら何とでもなると少し余裕をもっていた赤崎も、
いきなりの行為に狼狽を隠せなかった。
「あら?お兄さん、そっち目的で来たんじゃないの。」
動揺を隠しながら、できるだけ艶っぽい声を出す。
「どういうことだ。ここが危険なのはわかっているだろう?」
その言葉にキョトンとした表情をするラシィナ。スパイ活動で磨いた演技力をフル動員させる。
「アハハハ、あんたつまんない大人だね。レンナルが怖いんだろ?
 ここはそんなのすべて忘れさせてあげるとこなのよ。」
よくわからないといった表情の赤崎、こういった方面にはかなり疎いのであった。
「だからさ、私たちが性のお相手をしてあげるところだっての。何しにきたのか知らないけど
 遊んでいってよ。あんた達、結構カッコイイからまとめてこれでまけとくからさ」
三本の指をたてるラシィナ。ここまできてやっと赤崎は理解できた。これはいわゆる売春行為なのだと。
レンナル帝国の侵攻以来、生活に困窮して春を売る女達が増えていると聞く。
彼女たちにそんなことを強いる帝国への怒り、
そして身体を売るしか術のない彼女たちへの憐れみが赤崎の心を支配した。
しかし、こんな危険な場所でこんな行為を繰り返すというのは、レンナルだけでなく、飢えた男達の餌食になりかねない。
いや、何よりも彼女たちに『あの凄惨な光景』をみせるわけにはいかない。
どうすれば彼女たちを安全に親元に帰すことができるのか。
正義感のかたまりのような赤崎はどのように彼女たちを説得しようかと思案する。
彼女たちが帝国の戦闘員であるという警戒心はこの時点でかなり薄れていた。
性的に迫られたことで男を奴隷が道具としか思っていないレンナル帝国ではないと判断したのだ。
ラシィナの機転が彼女たちの危機的な状況を救ったかにみえた。
クレイバンはいわゆる「正義の味方」なのだから私たちを叱ることはあっても、
彼女の提案にのることはないだろう。どうにかこの場をやり過ごして、
すぐにリットのバカ上司に報告すればいい。
だがそんな彼女の思惑はおもわぬ伏兵によってつぶされることになる。
「いいね。俺たちも溜まってたんだ。
 透、お言葉に甘えてちょっと寄っていかないか」
それまで沈黙を守っていた深島のいきなりの提案に、赤崎もラシィナもギョッとしながら彼の方をむく。
「おい、茂也。何をいいだすんだ。今、そんな状況じゃないことはわかってるだろ!!」
「えっと、その……」
赤崎が吠える。今まで必死に演技していたラシィナも予期せぬ言葉に反応できない。
「いいじゃんか、大した用事でもないんだし久しぶりにイイ事しようぜ。あんたもそう思うだろ?」
そういうとラシィナの手をひっぱる。いきなりのことにバランスを崩した彼女は
茂也に抱きかかえられるようなかたちとなる。
「うーん、いい匂い。なんて香水使ってるのかな。」
そういいながらも彼女の身体をペタペタ触る。
深島は普段からかなり楽観的な性格をしており、
何事も深く考えすぎる傾向にある赤崎のそばにいてくれることは、かなり救いになっている。
しかし、それにしても今日の茂也は異常だと赤崎は感じた。
茂也の恋人でもあった自分の姉貴が殺されてまだそんなに経っていないというのに、
こういう態度をとるのは絶対におかしい。
どうしたものかと考えていると、茂也が赤崎にむかって目くばせをし、小さくうなづいた。
やはり何かの策だということか。女に抱きついているのも、今の行動を悟らせないためのもののようだ。
赤崎もここは自分を抑えて、のってやることにした。
そんな赤崎の決心をよそに茂也はいまだ彼女を離さず、ついには水色のショートパンツに手を突っ込んだ。
「ヒャンッ」股間に生で触れられ、耐えに耐えていた彼女もたまらず全力で茂也を引き離す。
「もう、いやらしいわね。最低よ!!なんか相方も乗り気じゃないみたいだし、話はなかったことにしましょ」
と怒ったふりというより、演技でも何でもなく真剣に怒るラシィナ。
しかし、なんとか理由もでっちあげることができた。
クレイバンの方はさっきから反対しているし、なんとか乗り切ったと心の中では安堵する。
しかし、今度はそのクレイバンからとんでもない言葉が飛び出した。
「いや、そうだな。たいした用事でもなかったよな。ちょっと休んでいくか。」
その言葉にラシィナはすっとんきょうな声をあげる。
「えっ?」
「だから、あんた達と、その、なんだイイ事したいなと」
しどろもどろになりながら、赤崎は言葉を返す。
「あああ………そう。そこまでいうんなら……けどさっき三枚っていったけど五枚にしてもらうわ。
 それでもいい?」
「OK、OK。それぐらいなら出すよ。あんた達のような美人とヤれるなんてめったにないしな」
どこまでも軽い深島の言葉で最後の抵抗も無駄に終わるラシィナだった。
「じゃあ、交渉成立ね」
こうなれば部屋に連れ込んで閉じ込めてやる。ラシィナは作戦変更を余儀なくされかなりイラついていたが、
なんとかそれを声に出さないようにする。
「じゃあ、ついてきて。あんたたちもボヤっとしてないで。さあ『ベッド』に行くわよ」
今度はラシィナがただ傍観しているだけだった残りの四人に合図を送ってうながす。
このビルの二階の一室を彼女たち戦闘員の寝床にしていた。
二階にしたのは電気がないためエレベーターが使えないことと、警備のためである。
ただ簡易ベッドが置いてあるだけの粗末なものだったが、
即席の売春宿としては「らしい」つくりで今回に限っては好都合といえるだろう。

その寝室にむかう途中も深島は四人の女に胸を触ったり、お尻を触ったりとちょっかいをだしていた。
ラシィナは諜報部出身でいわゆる「色仕掛け」の訓練も受けているが、
残る彼女たちは生粋の戦闘要員なので、身体を許すことなど(それも男に)したことがない。
深島の破廉恥な行為は彼女たちにとって屈辱であったが、あとちょっとだと何とか我慢していた。

「さあ、ここよ。で、誰をご指名かしら。」そういうと扉を開く。そこは寝室になっており、
簡易ベッドが六つならんでいた。どうにか二人を犠牲にして、
お楽しみ中(彼女たちにとってはゴムはつけてもらうつもりだが、それにしたって死と隣りあわせだ)に
閉じ込め、リットを連れてくる。それがラシィナの策であった。
「透、お前は誰がいい?」
「えっ」こういった状況になるまでには何かが起きるはず。
そんな風に漠然と考えていた赤崎は、かなりとまどう。
仕方ないので五人の顔と服装をみくらべてみた………さっきまでは舞い上がってしまっていて
気にもとめなかったが、よくみると何かしらの違和感があった。
服装はそれぞれ系統が異なるとはいえ、今時の日本の若い女の子の格好である。
しかし、どれも美人なのだがその顔つきや肌が少し日本人とは違う気がしたのだ。
もしかしたら、と思ったが今は茂也に任せようと思い、結局思案の末に
パンツがみえそうなほど短くしたスカートを履き、一番化粧の濃い女を指名する。
売春といいながらも、セックスに何故か抵抗がありそうな感じを皆から受けていたので、
比較的一番遊んでいそうな(それも偏見であるが)女を選んだのだった。
「へー、彼女みたいなのが透の好みなんだ。」ヘラヘラ笑いながら深島は赤崎を煽る。
「で、あなたはどうするの」ラシィナが今度は深島に問いかける。
「うーん、そうだなぁ……じゃあ残った四人全部で」
「何?ふざけてるの、ここは一人って決まってるの。さあ選んで」もう、イラつきを隠そうともしない。
「そうだなぁ……いややっぱ一人も逃がすわけにはいかないから選べねぇよ。レンナルの戦闘員さん。」
さっきまでのふざけた口調が一変し、鋭く凍るような深島の声が廊下に響き渡る。
「なに……いってるの?あんな宇宙人と一緒にしないでよ。すっごい迷惑だわ。
 本当に何を証拠に……そんなこというなら帰ってよ」
何故、バレた。しかし、何も言わなければ認めたことになる。
動揺しながらも何とかこの場を乗り切ろうとラシィナは精一杯の声を出すが震えてしまっていた。
「証拠か。まあ最初っから怪しいと思ってたんだけどな。
 あんたがすっごく張り切ってる時、他の四人がどんな表情していたか知ってるかい?
 とてもじゃないけど『売り』をしてる女にはみえなかった。ただ、どうなるか不安そうにみてたんだよ。
 けどな、何よりの証拠はあんた自身なんだ。股間を触らせてもらったが毛が生えてなかったし、
 剃り跡もなかった。これでもまだ『私パイパンで毛が生えないの』なんていうかい」
ガラム星の女性は陰部に毛が生えない。それが地球人の女性との外見上の決定的な差異である。
ラシィナは何も言い返せない。少しの静寂のあと………先に動いたのは戦闘員の方だった。
「いやあああ」気合とともに、さきほど答えに窮していた地味な女が拳をふりあげて深島に襲いかかる。
深島はその腕をとり、彼女の勢いを殺すことなく一本背負いのように投げる。
女の身体は宙に浮き綺麗な弧を描いたかと思うと、かたい床にたたきつけられた。
「グフゥッ」
突然のことに受身もとれず背中だけでなく頭も打って脳震盪をおこす。
なおも深島は拳を彼女の鳩尾に突き入れる。
「ガハァッ」それがとどめとなり、痛みと呼吸困難で気を失う。
赤崎は深島の鮮やかな動きに呆気にとられている目の前の戦闘員(さきほど指名した女である)の隙を見逃さず、 彼女の両腕を掴んで、膝を彼女の股間に勢いよく突き入れた。ミニスカもめくりあがり、紫色の下着がみえる。
「ひっ………」あまりの痛みに声もでない。
なおももう一発、膝を叩き込む。激しい恥骨への衝撃のあと、鈍痛が広がっていく。
白目をむき、悶絶する戦闘員。赤崎が両腕を離すと自身で立つこともできないのか、
股間をおさえてしゃがみこもうとする。
赤崎はフィニッシュとばかりに、ちょうど腹あたりにきた顔をボディブローの要領で鉄拳をめりこませた。
「ブハァッ……」鼻っ柱を折られ豪快に血を噴き出しながら吹っ飛んでいく。
一瞬にして二人やられ、唖然とする戦闘員達。
しかし、それでも彼女たちは厳しい訓練の賜物か、すぐに気を持ち直し、再び襲いかかる。
胸を強調する服を着た女がその大きな谷間から長さ8cmほどの小型ナイフを取り出して深島に投げつける。
「おっと……」
頭めがけて投げられたナイフを最小限の動きでかわす。
しかし、それは彼女たち戦闘員にとっても想定内。
その隙を逃さずもう一人の戦闘員が身を低くしながら走りより深島を押し倒した。
「うわっ」
「フフ、油・断・大・敵」バカにしたような猫撫で声でささやきかけられる。
美人に馬乗りになられる………
それは平時なら男にとっては少し屈辱的でありながらも嬉しいシチュエーションであろう。
ここから性的に襲いかかられるというならば、興奮するという諸氏も少なからずいるはずである。
しかし、彼らは残念なことに命のやりとりをしている。
そうなるとマウントをとられた深島はかなりの危機的状況だといえた。

----・----・----・----・----・----・

「茂也ぁっ」
深島を助けるため、近づこうとする赤崎の横をナイフがかすめる。
飛んできた方をみると、さっきナイフを投げた巨乳の女が左手に三本のナイフを持って立っていた。
「クレイバン、あんたの相手はあたしだよ」
「くそっ」
赤崎は戦闘員によって足止めを余儀なくされる。

----・----・----・----・----・----・

「さあ、あんたから死ぬんだよ。すぐにクレイバンもあの世に送ってあげるから安心して逝きな」
そういうと髪にさしこんでいた桃色のピンを引き抜く。その先端は針状になっており、猛毒が塗られていた。
「……見逃してくれない。今、見逃してくれたら痛い目にあわないですむぜ」
「あんたバカ?この状況で何言ってんの。さっきからペタペタ触りやがって。男のくせに気持ち悪いんだよ」
『男だから』 触るんだろうとツッコミをいれたくなるが、レンナル帝国人の感覚としては当然である。
「そっか、残念。なあちょっと俺の右手みてみな」
「えっ」
そこにはいつのまにかスタンガンが握られていた。
「じゃあ、まあそういうことで」
バチィィィッ
スタンガンを尻に押し当てられ、50万Vの電撃が彼女の全身を駆け巡る。
「あはぁっっ」
痺れ、手に持っていたピンが使われることなく床に落ちる。
そして前のめりに、つまり深島にむかって倒れこんだ。
ちょうど深島の頭の部分に彼女の胸がきて服ごしではあるが顔を乳で挟まれたような格好となる。
柔らかな胸の感触が顔にあたる。気色がいい。
「もっと違う機会だったらな………」
そう、つぶやきながらもまんざらではなさそうな深島。
しかし…お腹あたりに彼女の股間の温かさではない、新たな液体状のものが広がっていく感覚があった。
(これって……)
深島の想像通り、それは弛緩した身体から流れ出るガラム星人特有の赤い小水である。
パッとのしかかっている彼女を払いのけ立ち上がる。臭気とともに、染みが彼のジャケットについていた。
「やれやれ……」気をとりなおして彼は注意深く周りをみる。
ナイフを投げつけてきた戦闘員が赤崎によって倒される瞬間だった。
そしてラシィナは……

----・----・----・----・----・----・

戦闘員のナイフは三本とも左手の指と指との間に挟まれている。
持ち方からみて、どうやら三本同時に投げつけようとしているようだ。
彼我の距離は4m。もし戦闘員の投擲が外れれば、赤崎は懐に入ることができる。
どちらにしてもチャンスのある距離であった。
彼女は投げない。何故なら、赤崎をここで「足止め」しておくことに意味があるからだ。
あと数十秒もすれば、仲間がもう一人の男-深島を殺して助けにくる。そうなれば三対一。
勝機がでてくる。そう考えていた。
はっきりいって、その認識は誤りである。もし赤崎が『炎結』しクレイバンになれば、
民間人に偽装し、たいした装備もない戦闘員にまったく勝ち目などないからだ。
いまだ赤崎が生身のままでいる理由。それは余裕であった。
しかし、このままでは茂也が危ない。スーツを装着しようとしたその時……
「あはぁっっ」
喘ぐような短い悲鳴とともに、深島に馬乗りになっていた戦闘員が倒れこむのがみえた。
「ちっ」
あてが外れた戦闘員は少しでもダメージを与えようと巨乳をブルンッと揺らしながら
三本のナイフを赤崎に投げつける。
焦った投擲、そして三本というそもそも命中率に欠けるそれを赤崎はなんなくかわす。
投げつけたままの姿勢でいる戦闘員に近づき、
彼女の乳首がうっすらと白いシャツの上からみえる左乳房に拳を叩き込む。
ダメージという点では鳩尾や股間などの急所を狙った方がはるかによい。
しかし、胸という敏感な部分は瞬間的な「痛み」だけでいえばかなり上位にくる。
そして他の部位よりも特にこの戦闘員は巨乳であるがゆえに狙いやすい。
「あぁんっ」案の定、戦闘員は痛みにもだえ胸を隠すように前屈みになる。
そのために自ら差し出す形になった顔面に飛び膝蹴りを喰らわせる。
「ぷぎゃあっっ」顔が弾け、醜い悲鳴とともに倒れた。

----・----・----・----・----・----・

ラシィナは逃げていた。かなわない、強すぎる。少なくとも五人では話にならない。
彼女の心は恐怖に染まっていた。
二人倒された時点で、誰にも気付かれないよう、通路にむかってそろりそろりと歩く。
途中からは早足になり、階段につくころには走っていた。
「待てっ」
後ろから深島の声がした。残り二人も倒されたらしい。
追いかけてくる足跡が聞こえる。怖くて振り返れない。階段を上るか下るか……
一瞬の逡巡のあと、下ることを選択する。どうせリットにこのことを報告しても殺されるのがオチだ。
それよりは、ここは逃げた方がいい。彼女はそう考え何段も飛ばしながら駆け下りる。
このような逃走は許されることではなかったが、
諜報部出身で戦闘に自信のないラシィナには仕方ないことだともいえた。
一階、外の明るい光がみえる。その光にむかって胸を揺らしながら全速力で走る。
後ろから深島が追いかけてくる。ハァッハァッ、息を切らしやっとのことで扉を開け外にでた。
しかし………そこには赤崎が立っていた。
「なんでぇ、なんでよっ!」
逃げることができた。そんな喜びも束の間、何故か先回りしていた赤崎に憤る。
赤崎は無言で二階を指さす。窓が割れていた。そこから赤崎は飛びおり、ラシィナを待ち構えていたのだった。
(殺されるっ)
恐怖のために腰が抜けその場にへたれこむ。赤崎が深島が前から後ろから近づいてくる。
「いやぁぁぁぁあぁ」ラシィナは叫び声をあげた……
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