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作者:二代目スレ70スレ
投稿日時:2006/08/07(月) 17:37:15
備考:大顰蹙の邪神シリーズ開幕


注:このSSは作家の米田淳一先生によるWEB発表ショートストーリー「ねむれぬよるに」に淫スパイヤされた二次創作です。

***

 世にごまんといるプログラマの中で、俺はかなり底辺にいるんじゃないかと思う。
 大企業にいる友達なんて「さすがゴッグだ、月末になっても仕事がないぜ!」とかふざけてるのに、俺は零細企業で一日中パソコンに張り付いてる。
 だいたいネット関連の会社なのに、本格的なSEが俺一人とはどういう事だ。
 これで社内に可愛い女の子でもいればまだ我慢できるものを、周囲の女性は肉を持て余すパートのオバチャンばかり。
 しかも腹立たしい事に、社長は外回りと称してベンツ乗り回してナンパ三昧。
 悲しい。ただひたすら悲しい。
 俺は今夜も手当ての出ない残業を終わらせ、電車に揺られて帰ってきた。いつもと違うのは、少しばかり乗客が少ないだけだ。というか俺一人だ。だからどうしたって事もないけれど。
 アパートの電気をつけると、朝脱ぎ捨てたパジャマや読み散らかした新聞がそのままになっていた。当然だ、片付けてくれる女性など居やしない。
 忙しくて出会いなんかないし、どうせ俺みたいな薄給男は結婚偏差値ゼロだろう。
 簡単にシャワーを浴びると、俺はテレビの前のローテーブルに向かい、缶ビールと弁当の包みを開けた。今日の昼休みに買ってきた、新発売のステーキ弁当だ。わびしい俺の、小さな贅沢。
 電子レンジで温めるとほっこり湯気を立てはじめた大判ステーキを見て、俺は今日初めて生きる幸せを感じた。
「いただきま……」
 闖入者が現れたのはその時だった。ガタンと木の板が動く音がした後、天井から誰か降ってきた。
「っじゃあーーーーん! まさかの時に邪神の呼び声! 悪の軍隊、女淫兵参上!」
 彼女はそう叫んでけたたましい音と共にテーブルへ着地し、仁王立ちになった。
 茶髪のショートボブでかなりの美人だ。吊り気味の眉に丸くてくるっとした茶色の瞳、アイシャドウはダークグリーン。
 すっと通った鼻筋から、ピンクのルージュを塗った大きめの唇へと流れるラインは、俺がよく買う萌えフィギュアのように美しい。ピアスは少し野暮ったく、派手めの大きい金輪だ。雰囲気からすると年齢は俺よりちょっと下、二十三、四といったところか。
 手足はすらっと長く、女らしい曲線を保ちつつも程よく筋肉のついた完璧なスタイルをしている。そして服装は……ちょっと待て、これは服と呼べるのか。
 薄絹みたいな水色のノースリーブシャツは、下から押し上げるメロンほどもある美乳やツンと立った乳首を、隠しもせずに透過している。カットも大胆で、背中や腹部はほぼ丸出し。
 着ている意味があるのかどうか疑わしいが、男の性欲を刺激するのにこれほど適したデザインはない。両肩にはグリーンのプロテクターがついていて、これはゴムっぽく見えた。どう説明したら良いのか解らないが、ドラゴンボールの登場人物が似たようなものをしていたかもしれない。
 そして下半身、これが一番問題だ。なんと彼女はズボンもスカートも履いておらず、シャツと同じ素材のパンティ一枚。もちろん中身は丸見えで、大きめのクリトリスやぼってりと脂ののったピンクの大陰唇が、薄い陰毛と共に
 〃我を崇めよ〃とばかりに俺の目線の少し上から見下ろしている。
 きゅっと引き締まった長い脚には、肩のプロテクターと同じ色をした膝小僧まで覆うピンヒールブーツ。
 そんなのがいきなり出現したもんだから、当然俺は驚いてひっくり返った。
 が、そこは俺も大人だ。『わー悪の軍隊だたすけてー』とか叫んだりしない。察するに、彼女は出張イメクラのデリヘル嬢だ。好事家の注文で天井裏から襲い掛かったはよいが、あいにく部屋を間違えてしまったというのが真相だろう。
 だがそんな事はどうでもいい。驚愕から立ち直りテーブルの上を見て、俺の胸は張り裂けそうになった。
 彼女のブーツが、俺の大事なステーキ弁当とビールをぺしゃんこに踏み潰し、グチャグチャにしてしまっていたのだ。
 毎日辛い仕事に耐える自分に、ほんの小さなご褒美として買ったステーキ。
 それが金持ち野郎の道楽で雇われた女に踏まれてしまった。
 貧民の俺には、ヒルズ族とかそこらから見たら虫ほども大したことない贅沢さえ許されないのか。負け組の俺は、幸せになっちゃいけないのか。
 俺はたまらず泣き出した。
「お、俺の晩飯……俺のステーキが! うわあーん!」
 床に突っ伏して涙を流す俺を見て、今度は彼女がびっくりする番だった。
「あ、あの、なんで泣いてんの。ねえ」
「かえせ! 俺の晩飯をかえせ! いやもういい、出て行け!」
 ガキのように泣きじゃくって怒鳴る俺を、彼女はオロオロしながら眺めていたが、やがて何を考えたのかキッチンでゴソゴソしはじめた。
「何してるんだよう、うっうっ」
 やがて彼女がもってきてくれたのは、レバニラ炒めだった。
「おいしい……」
 洟をすすりあげながら食べる俺の前で、彼女はニコニコしながら正座している。それにしても目のやり場に困る衣装だ。
「こんな事してていいの? 部屋間違ってんのに。お店に怒られるよ」
 被害者は俺なのだが、こんな時でも相手の事を心配してしまうあたり、俺はどう足掻いても勝ち組にはなれそうにない。
「いいえ、ここで合っています。私の持ち場はここです」
 彼女は突然すっくと立ち上がると眉を吊り上げ、殺気の篭った目で俺を睨み付け、ブーツの踵をガツンと鳴らして敬礼しながら叫んだ。
「邪神軍東京制圧吸精師団練馬区方面第二大隊所属第七女淫兵中隊ミ=ゴ3574二等兵、僭越ながら貴殿を男と見込んでセックスバトルを挑みます!」
 俺はレバーを口の中でモシャモシャ咀嚼しながら彼女を見つめ、飲み込んでから言った。
「ごめん、もっかい言って」
「邪神軍地上制圧吸精師団、東京方面第二大……」
「いやそこじゃなくて、セックス何?」
「セックスバトルです! われわれ女淫兵の誇り高き戦い方です!」
 真面目そのものの顔で恥ずかしい事を言う彼女を見ながら、俺は考え方を改めた。どうやら彼女はデリ嬢ではなく、電波嬢らしい。
「そうか、そうかぁ。それは立派な事だなあ」
 適当に笑って話を合わせながら、俺はテレビのリモコンをとってスイッチを入れた。彼女はきっとストレスか何かでおかしくなっているのだろう。容姿も声も可愛いし料理も上手いのに、気の毒なことだ。
 料理も作ってくれたことだし、今夜一晩くらい泊めてあげてもいいかもしれない。いや、いっそセックスバトルも受けてみるか。せっかく挑まれちゃったんだし。
 そんな事を思いつつチャンネルを変えてニュース番組にしようとしたが、どうも変だ。どこの放送局も流している映像は一つで、しかも映っている場所はどうやら東京都内のみ。
『――繰り返しお伝えします。現在東京都内全域において、女淫兵と名乗る集団が出現し、次々と男性を襲っております。怪力のうえ、拳銃や武器が効かないため…えーただいま入ってきたニュースによりますと、警視庁が陥落した模様です。もう一度お伝えします、警視庁が陥落しました。なお首相は先程、非常事態宣言を発令し、都民の避難を……』
 女性アナウンサーが緊迫した声で延々と読み上げるニュースをバックに、灯台みたいのがくっついた警視庁ビルから煙があがっている。路上で必死に発砲を繰り返す警官を、いま俺の横に突っ立っているのと同じ格好の女性たちが押し倒してゆく。
 パトカーがひっくり返って炎上し、そこへまた別のパトカーが突っ込んで燃える。MP5A5を乱射するSAT隊員が女淫兵二人に飛びつかれ、武器とズボンを奪われた。
 と、ここで画面が激しく揺れて横倒しになり、音声が途切れた。カメラマンが押し倒されたらしい。次に写ったのは、画面いっぱいに淫蕩な笑みを浮かべる女淫兵の顔だった。
 息をするのも忘れて見入っていた俺はテレビを見て、横の彼女を見た。そしてまたテレビを見て、彼女を見てから悲鳴を上げた。
「ぬぅわんじゃこりゃあぁぁああああーー! くsあgfhtふじこ!」
 我ながら池沼すぎる。糞すぎる。俺はこんな恐ろしい事態が起きてるのにも気づかず、悪の軍隊にご飯つくってもらって喜んでたのか。もうアホかとバカかと。
 恐怖が一気に俺の背骨を駆け上がり、脳の中まで凍りつかせる。
(やばい、逃げよう!)やっぱり結論はそれしかない。が、ドアに向けて二歩もいかない内に、我が逃走は阻止された。
「逃がしません! たあーっ!」
 次の瞬間、俺は襟首を引っ捉まれて玄関前からベッドの上まで投げ飛ばされた。狭いアパートとはいえ随分と距離があるのに。ニュースで言っていた通り、ものすごい力だ。
 彼女は手早く俺の上にまたがり、待ちかねた恋人のような顔をして俺の服を引きちぎっていく。思わず恐怖で固まりそうになる頭を、俺は必死に回転させた。
(落ち着け、落ち着け、ここでパニクったら助かるもんも助からん)
 そうだ、なにも慌てることはない。どうせさっきまでその気満々だったし、相手が悪の戦闘兵だと解ったからといって、予定を変更する必要は全然ないのだ。
(それにしても、なんでセックスバトルなんだ? 別に格闘でも良さそうなものを……)
 ちらと浮かんだ疑問は、いきなり脳髄へ這い登ってきた快感の一撃で吹っ飛んだ。俺を裸にした彼女――ミ=ゴ3574二等兵だっけか? 製造番号みたいな名前だ――は、半立ちになっていた俺の肉棒を舐め回して喉の奥まで絡めとり、いとも簡単に全勃起状態までにもってきていた。
「うふっ、なかなか立派な肉槍持ってるじゃない。もうこんなにチンポ汁噴いて、射精したくてしょうがないのね!」
 言いながらひょいと俺の顔を跨ぎ、薄水色のTバックに包まれた自らの陰部を俺の口に押し付ける。
「私の淫唇もね、他の淫兵のバトル見て濡れ濡れなの。ううっ、貴方のいやらしい汁臭に私完全に発情してるわ!」
 微妙に意味のわからないセリフを口走りながら、彼女は俺の顔の上でプリンとした尻を振った。いきおい俺の唇と彼女の大陰唇がこすれあい、口の中にトロっとした愛液が入ってくる。
「うふ、淫槍の中一杯に淫欲ためて淫玉と一緒に淫股全部が沸騰してるのね! さあ、舌で私の割れ目をなぞって! 私の乳首もパンパンの勃起でプルプル言ってる……」
 どうでもいいが、この女はなぜいちいち状況を解説するのだろう。しかも言葉がやけにくどい。虹裏メイドの「くどいさん」と間違えそうなほどくどい。……やばい、よく考えたら俺はくどいさんが好きなのだ。
 いやもちろん嫁は逝きさんだが愛人にするなら絶対くどいさんであって、ちこいさんやめどいさんではないのだ。
 そう考えると解説も途端に素晴らしいものに思えてきた。くどくどしさマンセー!
 俺は舌に力をこめ、彼女の太ももをがっちりと腕でホールドしたまま『ズキュウウウン』と
ザクバズーカの発射音が出んばかりにメガトンパンチ級のディープキスを股布もろとも彼女の膣へ捻じ込んだ。大きめのクリトリスを弄びながら、それを二度三度と繰り返す。
 ――ズキュウウウン! ズキュウウウン! ズッキュウウウウーン! 連邦のMSは化け物かーっ!
「ぎゃひぃっ!」
 案の定、彼女の反応は素早かった。俺の陰茎を放し、上半身をのけぞらせ、俺の与える快楽から逃れようと思わず身をよじりながらマシンガントークを繰り出す。
「ひぃあー信じられないっ! セックスラップ・パンティの上から貴方の淫ら過ぎる舌が私の淫膣壁を舐め回してこじ開けて飛んで飛んで飛んで回って回って回ってもうこれだけで大往生しそうよっ! 欲しいのね!? そんなに私が欲しいのね!? ああ~ん、でも私は負けるわけにはいかないの! だって女淫兵だもん!」
 もうちょっと舌で鳴かせてみたかったのだが、それは彼女が許さなかった。俺の腕を半ば強引に引き剥がし、自身の秘所を俺の猛り狂った下半身へと持っていく。
「いい? セックスバトルは分かってるわね、先に戦闘不能になった方が負けよ。まずは軽く淫唇とペニスでフレンチキスするから……」
 上気した顔で説明する彼女の言葉が終わるのを待たず、俺は彼女の両太股に手をかけて腰を突き上げた。
「そんなの待てないね! いきなり根元までがいいんだい!」
 俺の〃ちょびっつ限定版ガレキセット〃を賭けてもいい。今夜の俺は最強だ。もう何て言うか負ける気がしねぇ。
 ズボッともズニュッポともつかない音が響き、俺は彼女の正中を貫いた。一瞬口を開けたままポカンとした彼女は次の瞬間、自分の乳房を掴んで絶叫する。
「きゃああああああはうーーっ! いきなり突っ込まれた! すごくゴリゴリの淫徳高いペニスねっ! いやっ! ゴリゴリしたチンポが子宮の奥どころか淫核まで擦りまくって淫悦すごいわ! 私リアルファイトしてるっ! そうよ、哀しいけどこれ戦争なのよね! ハアーンいいっこれは演習ではない繰り返すこれは演習ではないっ! 頑張れ私っ! でも気持ち良すぎる! 私の二段締め淫膣が効かないなんて想定外よ! すごいのね!」
 もう俺が口を挟む暇もない。真っ赤にした顔を上に向けながら髪を振り乱し、一方的に喚き散らす。ちなみに俺はパンティを突き破るつもりでそのまま突っ込んだのだが、彼女の薄水色のパンティは破れなかった。
 生地が陰茎にとりついて、コンドームみたいになっている。セックスラップとか言ってたから、これで正しいのかな。
 いいことだ、快感が抑えられればそれだけ長く楽しめる。
「あんっ、淫欲で淫茎に浮き出た血管が淫膣をゴリゴリと刺激してるのっ! セックスラップされてるのにすごい性感! ああっもうだめ、もうダメ! 我慢できない、すごい、いく! いくイク逝く!」
 彼女の方はそろそろ限界のようだ。まだまだ楽しみ足りないが、とりあえず一足お先にイかせてあげよう。俺は彼女をぎゅっと抱きよせ、上の唇に優しく優しくキスしながら下の口に強烈なピストンをくらわせた。
「ひぎぃーっ、ああぁぁあぁぁああいくううぅぅううぅぅうううううーーーーっ!」
 天を仰ぎ、溺れてもがき苦しむように腕を振り回し、口をパクパクさせながら体を震わせ……そしてガクッと脱力した。
「ああ、そんな…私が……女淫兵の私がイかされた……」
 俺のほうはまだ満足してない。ここでやめてなるものか。
「まぁ~だまだいくYOーーーー!」
 焦点の定まらない瞳で呆然と呟く彼女の左乳首を、俺は親の仇とばかりに吸い上げる。そして再び陰茎を、今度は前より長いストロークで出し入れし始めた。
「えっ、嘘!? まだイかないの? まだ蹂躙するの? いやっ、もうやめて! 私ヘンになっちゃう! あなた強すぎるのぉっ!」
 こればっかりは、神が止めろと言おうが仏が止めろといおうがやめられるもんじゃない。俺はますます動きを早めた。
 と、ここで妙なことが起こった。彼女のシャツがスルスルと上がりはじめ、肩のアーマーの中に収納されてゆく。パンティは横の金色の金具がひとりでに取れて、ファサッと落ちた。
「あ……!」
 その時、彼女はなんとも言えない表情になった。驚きと、哀しみと絶望と、諦めがないまぜになったような顔だ。
(畜生、なんていい顔するんだ!)
 俺は一度陰茎を膣から抜いてパンティを素早くどけると、生のまま挿入して出し入れを続ける。
「ひいぃっ、淫槍が淫膣直撃してるわ! いや! ナマはダメ! ナマだと感じ過ぎちゃうっ!」
 生だからこそいいんジャマイカ。おまけに怯えながらも――何を怖がってるんだ?――火照って快感に歪む彼女の顔は、ますます俺に火をつけた。
「うおりぃや~~~! お前の淫らすぎる淫膣に俺のチンポドリルをドリリングだーっ!」
 彼女に影響されて俺の台詞にも矢追町とか入ってきたが気にしない。
「ひぐぅっ! やめてンッ、許してンッ」
「おらおらおらぁ!」
「ああーっ、逝くンッ、逝くンンッ、とっても逝くンッ! 死ぬンッ、私終わるンンッッ!!」
 下腹部に何かを感じたので見ると、彼女は失禁していた。尿かどうかは判らないが、ジョボジョボと透明の液体が出ている。彼女を見ると自分のお漏らしにも気づかず、小さく「いや、いやあ」と繰り返しながら膣をギュウギュウ締め続けている。
 これを境に、急に彼女は無口になった。そして彼女の胴体が、内側から白く発光しはじめた。蛍光灯どころの明るさではない。電圧をかけすぎた液晶テレビほどの輝きだ。
(もしかしたら女淫兵は、イカせすぎると爆発するのかもしれない……)
 そう思ったが、快楽に溺れる俺には最早どうでもいい事だった。彼女と一緒に吹き飛ぶなら、それも悪くない。
 俺はますます腰の動きを早め、とどめとばかりに光の速さで突き上げる。
「はああぁぁーーっ! ぎゃああああぁぁぁぁーー!」
 彼女の絶頂の声と一緒に眩い光が俺の部屋に満ち、俺は思わず彼女の乳に顔を埋めた。
「うおっ、まぶ(ry」

***

 シャワーを浴びて戻ってきた俺は、ベッドの上で背を向けたままぐったりしている彼女に声をかけた。
「君もシャワー浴びなよ。そのままじゃ気持ち悪いだろうし」
 タバコに火をつけて、冷蔵庫から出した麦茶をあおる。が、彼女の返事がない。
「どうしたの?」
 心配になった俺は灰皿にタバコを置いてベッドに近寄り、彼女を転がしてこっちに向き直らせた。
 彼女は目を見開いた無表情のまま、動かない。
「ちょっと、しっかりしなよ! 救急車呼ぼうか?」
 見開いたままの彼女の目が、ゆっくり動いて俺を見る。美しい唇が微かに動き、搾り出したような声が漏れた。
「……げ……て……」
「え?」俺はよく聞こうと、耳を彼女の口に近づけた。
「逃げ……て……。東京から……逃げて……」
 彼女の言う意味がまったく解らないまま、俺は彼女の体をゆする。
「おい、しっかりしろって! おい! 気をしっかり持て、傷は浅いぞ!」
 彼女がこの時浮かべた笑顔を、俺は生涯忘れない。ぜったい忘れることなどできない。
「……さよ……なら……」
 それが、彼女の最期の言葉だった。

***

 殺してしまった。俺は女をやり殺した。
 そのことだけが頭の中をぐるぐる回り続け、気がつくと俺は彼女の死体を風呂場へ運び、包丁でバラしていた。
 まさか性交バトルで正当防衛もないだろうし、警察に見つかるとヤバい。他の女淫兵に見つかると更にヤバい。
 それにしても女淫兵は、やはり人間とは違うのだろうか。切っても赤い血は出ず、代わりに白い液が出る。切断面はスポンジっぽい。たまにめり込んだ警察の銃弾とかも出てくる。銃が効かない筈だ。
 胴体中央部にドリアンみたいな形をした銀色のカプセルがあったので、そうっとリビングに持っていって開けてみた。
 中から出てきたのは、変な電子部品や基盤だった。……女淫兵はロボットなのか? 生き物なのか?
 いつの間にか窓の外が白み始めているのに気づいて、俺は慌てた。出勤時間が迫っている。
 さらに悪いことに、どこか遠くから野太い声とドアを叩く音がしてきた。
「警察です! 誰かいませんか、開けて下さい!」
 なんてこった、ポリが俺のアパートを巡回している! 俺は泡をくって中枢部を押入れに仕舞い、残りの解体作業を急いだ。
「警察でーす! 誰か生き残ってませんか、開けて下さい!」
 ちょうど黒のゴミ袋に死体を詰め込んでいる時、出し抜けにうちのドアが叩かれた。
 バラした腕で袋が破れそうになっていたもんだから、俺は焦りのあまりガキのようなことを言ってしまった。
「留守です、誰もいません!」
「いるじゃねえかよ! さっさと開けろこの野郎」とうとうドアが蹴破られ、警官が部屋に侵入してきた。
「警察だ!……おう!」
 その若い警官は俺と風呂場の惨状をみて、なぜか感激したような笑みを浮かべた。
「おう、生き残ってるな。よし!」警官は俺に手錠をはめた。
「何するんですか!」
「決まってるだろ!? お前を署まで連行するんだよ! うりゃ!」
 警官は俺を風呂から引きずり出し、尻を蹴飛ばして外に連れていこうとする。
        〔こんな場面で挿絵とか別になくていいです〕
「キャ!?」
「しょっぴくゼ!」
「やめて下さい、まだ俺服も着てないし! それに今から仕事が……あああああ!」
 俺は生まれてはじめて、パトカーに乗せられてしまった。しかもフルチンで。
(前編・終わり)



作者言い訳:
最後はネタとして↓を入れてみたーよ。
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1151634440/6
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