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作者:タイツの人さん
投稿日時:2006/12/06(水) 13:02:43
備考:捕まったタイツ仮面とミユキさんの運命やいかに。


≪タイツ編≫

嗚呼、なんてこった。俺の縮退砲が潰れちまった…
しかも愛するぬこにガブリ。だが俺は彼(彼女)を憎むことはできない。
悪いのはクリトリスだ。あのクソアマ。タバコ臭いし口調が挑発的だし…
『おまけに格好がオッサンくさくて色気にかける?』
そうそう。胸は大きいし顔は美人だけど許せん。正義の肉棒で懲らしめて肉奴隷にしてやる。
『最低ねアナタ…女の子を何だと思ってるのん?』
うるさいな。敵女悪女は別だっつーの!…そもそもなんで思考にツッコミが――…タバコのにほひ?
『フ~ッ。ぜ~んぶ声に出してたわよ?おバカさぁん』
「うわぁ!」
目を開けてみたら件のクリちゃんが目の前にいるじゃないの!右目でこっちをジッと視姦してやがる。感じるぢゃないかw
というか此処どこ?なんか地下室みたいだべ?日付は?晩御飯は?2chは?…俺の拡散波動砲はどうなった!?
『…縮退砲じゃなかったの?』
「いちいち細かいな。俺の槍は1000の名を持っているのだ!」
威勢よく声を張り上げてみるが、実のところその槍が心配でたまらん。見てみたがやっぱりタイツが真っ赤に染まってるまま…
脳内でおネエちゃんのエチィシーンを想起してみてもピクともせん。感覚ゼロ。これでは自慰もし甲斐がないってモンだ!
「う~ぐ~。なんてこった。氷雪姫すら蒸発させた俺の蝶絶倫神ぶりが発揮する前にこうなるとは…お前の仕業か!?」
『さぁてね~。子猫ちゃんの悪戯まで私のせいにされちゃかなわないわぁ』
目の前でクリちゃんがタバコをプカ~ッ。彼女はパイプ椅子に座っていて傍には駅で見かけるような足付きの灰皿が置いてある。
落ち着いて周りを見てみると、ここは室内で間違いないようだ。直感で地下室っぽく感じたが、それは窓の外が暗いかららしい。
そして俺はクリちゃんが座ってるのと同じタイプのパイプ椅子に固定されて動けない。後ろ手に鎖で縛られているのだ。
どうやら俺がロケランに受けたダメージのせいで気絶している間に彼女に変な所に連れられ、拘束されたらしい。
『変な所とは失礼ね。ここは私の家よ』
「お前ン家かよっ!」
室内を見回している俺の気持ちを察してムッとしたのか、憮然とした態度になるクリスタトス。椅子の上でふんぞり返る。
「住まいにしちゃ殺風景だな。せめてテレビくらい置けばいいのに」
部屋には、見事に何もなかった。あるのは椅子と灰皿と、ゴミだけ。それもタバコの空き箱とか紙くずだけで、生活観に乏しい。
「まぁいいや。面倒くさいから詮索はやめときましょ。で、俺に何の用だい?」
『……簡潔に言うと、アナタを抹殺せよって指令を受けただけ』
さらっとそう言うと短くなってきていたタバコを部屋の隅にポイと捨てた。なんてやつ。さすが悪役だぜ!!
クリスタトスはコートの内ポケットから新たなタバコを取り出してライター(多分100円のやつ)で火をつけて口にした。
そう言えばこの女、タバコをくわえたままでしゃべるので行儀が悪い。だが似合っている。やっぱり悪党だぜ!!!
『アナタの"悪"の判断基準が分からないわ…』
「いつも最初に言うが、俺は女戦闘員を狩る正義の使者!俺が悪だと思ったら(たぶん)悪!俺の前の現れる女は(おそらく)敵役だぁ!」
『さり気に無茶苦茶言うわねこのコ…でもどんなに威張ったって縛られたままじゃ、ネェ』

バッキーン!鎖は簡単に引き千切られた!バラバラと鎖の破片が宙に舞って床に落ちて硬質な衝撃音を立てる。

「俺は縛られてなんかいないぜ!"銭形のとっつぁんのコスプレしたザクロちゃん"みたいな井出達しやがって!覚悟しろぃ!」
『あらぁ。百均じゃあ駄目だったかしら。』

頬に手を当ててため息混じりに、かつ残念そうにそう言ったクリスタトス。しかしその唇は、悦楽に歪んでいた。




≪ミユキ編≫

―――どこかで声がする。すぐ近く、でも直に話を聞いてる気にならない。おそらくは、テレビか何かの声なのだろう。
『お前に記憶がないように、私もまた、欠けた過去を持っている』
『キミも…?』
なにか深刻そうな内容だ。ドラマか何かだろうか。他に物音らしい物音も……なにかパタパタと音がするぐらいか。
目を開けてみると見覚えのあるギャル(死語)が社内でよく見かける何の変哲もないパイプ椅子に座って携帯と睨めっこしている。
赤いタートルネックのシャツ。上に着た白のファージャケットの袖から赤い袖がはみ出してるので長袖か。下は紺のバルーンスカートだ。
何処にでもいそうで、雰囲気だけ何かが違う感じ。どこで見たっけ?そもそもあたしは何を?
…記憶を辿ってみる。どうやらあたしはこの小娘にやられたらしい。そして今は捕まってしまっているようだ。身動きが取れない。
小娘――スカラマンガといったか。どこの国の名前だろう――は気がついたあたしに構うこともなく携帯を見つめ続けている。
『私にはこうなる前の……自分を知らない。いや、分からないのだ……』
『自分が…分からない?』
自嘲気味な女の人の声。凛としていて意志の強そうな響き、だが今はそれを失っている感じがする。
一方は男の戸惑う声。どこぞのケダモノの暑苦しいボイスと違って、少年らしい若さのある声だ。
2人の声は小娘の持つ携帯から聴こえてくるようだ。よく見ると携帯の画面から発する光が小娘の顔に投影されている。
部屋があまり明るくないせいもあってか、小娘の顔に当たっている光の、色の変化がよく分かる。その彩りには見覚えがあった。
どうやら、彼女はテレビを観ているようだ。少し前に話題になり、今や当たり前のように使われている機能だ。ワンセグ、だっけ。
『見ただろう?私の肩を…私の、この軍服の下を』
『…うん―――ゴメン』
男の人が謝ると、少しの沈黙の後に女の人の『クスッ』という小さな笑みが聞こえた。
『お前が謝る必要はない。あれは、私が無防備だっただけなのだ』
思わせぶりな会話と重い雰囲気。あたしはいつの間にか、耳を集中させて聴いていた…続きが気になる。
そして衣擦れの音(多分、女の人が立ててる)が聴こえてくるところで――音が止んだ。彼女がテレビを切ったのだ。
あたしは我に返るかのようにハッとなって顔を上げてしまっていた。
「なぁ~んだ。目が覚めてるんじゃん。ミユキおばさま♪」
目の前にはこちらを見て「にぱっ」と笑う小娘の顔。生意気げで可愛くない。妹(自称)とは大違いだ。
「…とりあえずその"おばさん"扱いは止めてくれる?」
本当ならとっくに引っ叩いているのだが手足を縛られていては歩み寄ることも蹴りを入れることもかなわない。
「う~ん。仕方ないなぁ。でもそれが最後の望みってんなら聞いてあげてもいーかなぁ」
考えている…ように見えないこともない素振りの後で小娘が笑う。"最後の~"は聞き捨てならないがそれよりも、
「…あたしを捕まえて何しようってのよ。殺すんならさっさと殺りなさいよ。どうせこのままじゃ逃げられないし…」
彼女は自分を倒す前に『死んでくれる?』と言った。なのに自分は生きてるし、殴られたお腹も、もう痛くない。
「え~っ。でもそれじゃつまんないジャン。どうせだからタップリ遊んでから仕舞いにしたいヨ~!」
不満は顔で厭な台詞を吐く小娘。つまり弄んで殺すということか。あたしは遊び道具じゃないっつーの!
「どうせって何よ。ウチの妹――ブロフェルドを知ってる辺り、あの基地外(自称・生みの親)の刺客?」
「酷っ!ちょwww刺客なのは当たってるけどwww」
当たってるのか。はしゃぐ小娘を見ながら"ウンザリしてくる自分"を実感する。またそっち方面の厄介事かYp!

一通り笑うとスカラマンガは携帯を閉じて上着のポッケに入れた。
『アタシが受けたのは不肖の被造物の抹殺。ブロ姉には敵いそうもないから貴女を使うわけ~。アタシってあったま良い~』
ニヤニヤ笑いながら自画自賛する小娘。あたしは限界だと思った。だが手足の鎖が切れそうもない。ピンチだ。
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